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アンユナイテッド・ネイションズ―詩はどのように書かれるか (2006年11月11日)

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この年発行された詩人・瀬尾育生氏の新詩集『アンユナイテッド・ネイションズ』をメインテーマとして、同じく詩人で映画監督の稲川方人氏をゲストに迎えたトーク、さらにコンテンポラリーダンスや演劇的表現を主体とするパフォーマンスチーム「竹生〈chiku-show〉」とTOLTAの合作による朗読パフォーマンスを行った。

 

瀬尾育生氏は当時首都大学東京(東京都立大学)の独文の教授であり、当時のトルタメンバー3人は全員、所属学科は違うとはいえ、非常に大きな影響を受けている。瀬尾氏は3人のドイツ語の教師だったし、また氏が福間健二氏と共同で主宰した自主ゼミ「詩の授業」は、TOLTAの母体となった学内サークルATLの学生が大半を占めていた(正確にはのちにトルタを作った面子が学生を集めたのだ)。そもそも河野が詩に興味をもったきっかけも瀬尾氏の作品のせいだと言っても過言ではない。そして詩集『アンユナイテッド・ネイションズ』は現代詩史上に残る傑作である。

 

詩を書くプロセスに注目するために「詩はどのように書かれるか」というサブタイトルをつけたが、トークはうまい具合には運ばなかったと記憶している。記録をきちんと残さなかったのが残念だ。

 

「アンユナイテッド・ネイションズ —詩はどのように書かれるか」
2006年11月11日
主催:TOLTA
会場:首都大学東京南大沢キャンパス内(東京都立大学)91年館

 

パフォーマンス+トーク
出演
TOLTA:関口文子、南谷奉良、山田亮太、河野聡子
パフォーマンス集団:竹生[chiku show]
ゲスト:瀬尾育生、稲川方人

 

プログラム:
第1部(16時~17時半頃)
1.オープニング・パフォーマンス
2.ゲスト詩人の瀬尾育生、稲川方人氏とTOLTAメンバーによるトーク。
テーマは瀬尾氏の新詩集「アンユナイテッド・ネイションズ」
第2部(17時半~19時)
1.朗読パフォーマンス
2.パフォーマンス・アフタートーク

 

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