ジャイアントフィールド・ジャイアントロール (2009年10月)
ハンドルを回すのは楽しい。回すことで何かがぞろぞろ出てきたらもっと楽しい。文字がぞろぞろ出てきても楽しいだろう。このころメンバーの山田亮太が詩集『ジャイアントフィールド』を上梓したため、ジャイアントなものが流行っていた。そこでトルタロールの大きいヴァージョンを作ってみた。トルタロールが全長10メートルで、そのだいたい5.4倍の長さのロールになった。この長さだと手では巻けないので、朝顔ハンドルをとりつけてブラケットにのせ、巻き取れるようにした。ハンドルを回すと文字がぞろぞろ出てくる。ほんとうにただそれだけである。
「ジャイアントフィールド・ジャイアントロール」
2009年10月24日発表
素材 フォト光沢用紙、糊 パイン材及びブラス金属部品によるブラケット(オスモカラー塗装)
全長54メートル、内容は「トルタロール」の54倍拡大バージョン