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【予告】2020年2月11日「形」河野聡子講義ー「なぜ詩人は詩集を作らなければならないのか」(PLAYSandWORKS第2弾企画)

2020年2月11日(火・祝)、岸井大輔氏主宰 PLAYSandWORKS第二弾企画「形」講義シリーズとしてTOLTAの河野が北千住Buoyで講演します。

「形」講義は以下のコンセプトで、2月8日~16日まで北千住で開催されます。

 

「形」について知ることから、もう一度始めたい。芸術について、広く透徹した視点を持ちたい人と。
いまは、イベントや話題性ばかり重視され、関わり、運動へと無闇に全てが収斂していくようです。コンセプトや社会的意義のためにも、まず「形」から、作品や展示や上演を考えたいと思います。フォーマリズムやイメージ論が取りこぼした「形」の問題を、新しい実在論や芸術を見据え、ファインアート、詩、伝統芸能、イメージ、テクスト、幅広く考えます。
90分×全22クラス、美術展示、演劇上演の8日間。

 

 

さて、「形」といっても色々な側面からのアプローチが考えられますが、私は詩人として、またTOLTAの代表としての「形」についてのお話を考えています。2月11日は私の講義のほかに円盤に乗る派の演劇公演、江澤健一郎氏の講義もあり、盛り沢山の一日です。私の講義の概要は以下の通りです。

詩と呼ばれる領域は「形」という概念に並々ならぬ執着を抱えてきました。これはつまり、人が詩を語るとき、第一に問題とされるのはつねに「形」であるということです。小説について語るとき、人はまず文体や構成、内容の理解について語りますが、詩において語るときは「形」が先に来ます。ただし詩の「形」は、言葉を発声する際の韻律や文字で表された時の視覚的な形式によるものだけに限りません。ある目的のために書かれた文章が、意味内容として空疎にすぎたために、読み手によって「これは詩である」と(時に侮蔑的に)語られる場合もあります。つまり文章全体が形式だと判断されたわけですが、これは逆に人が何を「詩」と考えるかを示しているともいえましょう。詩は形にはじまり、形に終わるのです。

ですから詩人は意識する、しないに関わらず、さまざまな方法で「形」を利用します。「形」は詩の言葉に幅やずれを与えますから、これをどう理解しどう操るかは、詩作の上できわめて重要な戦略です。また、作品を発表し流通させるという側面からも「形」は重要になります。多くの詩人が自作詩篇を自ら編纂し印刷して詩集にするのは、この行為でひとつの「詩の形」が完成するからです。これもまた「形」に対する執着にほかなりません。

本講義では以上のような詩と「形」の関係について、いくつかのトピックを通じて問題にしていきます。20世紀のアヴァンギャルドで試みられた表現形式の実験や、印刷・パソコン・インターネットといった文字の媒体と技術が要請する「形」の問題、創作コミュニティの内部で生成変化する「形」のダイナミズムなどを取り上げる予定です。

 

「形」企画は講義のほかに、ワークショップ、展示、演劇公演なども行われます。2月11日は私の講義のほかに円盤に乗る派の演劇公演、江澤健一郎氏の講義もあり、盛り沢山の一日です。

2月11日 タイムテーブル

13:30~15:00
演劇公演 円盤に乗る派「Qua(くぁ)」
16:30~18:00
講義 河野聡子「なぜ詩人は詩集を作らなければならないのか」
19:30~21:00
講義 江澤健一郎「不定形、供犠、共同体」

 

「形」企画全体の概要はこちらをご覧ください。

各日の講義概要は以下からダウンロードできます(PDF)

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詳細、お申し込みについては企画ページよりどうぞ(河野へお問い合わせいただいても対応できません)

会期 2020年2月8日(土)〜16日(日)
会場 北千住 BUoY
展示 大岩雄典
演劇円盤に乗る派(カゲヤマ気象台、日和下駄)

講義
岸井大輔(劇作家)
松永伸司(ゲーム研究、美学)
加治屋健司(美術史、表象文化論)
郷原佳以(フランス文学)
飯盛元章(哲学)
内野儀(演劇批評、パフォーマンス研究)
木ノ下裕一(木ノ下歌舞伎主宰)
河野聡子(詩人、書評家)
江澤健一郎(フランス文学研究)
篠田千明(演劇作家、演出家、イベンター)
中村史子(学芸員)
平倉圭(芸術学)
田中純(思想史、表象文化論)
久保田晃弘(研究者)
星野太(美学・表象文化論)
髙柳恵里(美術家)
飯岡陸(キュレーター)
額田大志(作曲家、演出家)
遠藤薫(現代美術、工芸作家)
大岩雄典(美術家)

モデレーター 岸井大輔
主催 PLAYS and WORKS

受講料1クラス 3,000円(学生1,500円) フリーパス 10,000円(学生6,000円)
テキスト集『形 戯曲』大岩雄典、カゲヤマ気象台、岸井大輔(2,000円)

 

みなさまのお越しをお待ちしております。

 

 

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