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「トルタの国語 偉人の書」(2014年11月)

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「トルタの国語 偉人の書」
A5版 176ページ フルカラー口絵入り
イベント特価1200円
通販価格 1296円

 

執筆者 梅田径、及川俊哉、榎本櫻湖、大崎清夏、カニエ・ナハ、川口晴美、久谷雉、草間小鳥子、紺野とも、最果タヒ、橘上、永澤康太、中島裕介、文月悠光、ブリングル、南谷奉良、河野聡子、山田亮太
表紙 東直子 イラスト 一條おろち
編集 河野聡子 企画 TOLTA
2014年11月24日 文学フリマにて販売開始
オンラインショップで予約受付中(11月24日まで・予約分は送料無料)

 

国語の教科書は、人生で最初に出会う「総合文芸誌」です。

 

トルタは「国語教科書」というものを、多様な言葉で作られたコンテンツに触れることによって、日本語の能力を向上することを目的にした創作物だと考えています。我々はこれまで、2009年のトルタの国語、2010年トルタの国語 冒険の書という、勝手な「国語教科書」を作ってきました。この「トルタの国語」シリーズは、誰もが人生で一度は接する総合文芸誌たりうるような、楽しく、ためになり、この本を使うことで日本語のありようについていろいろ考えることができる、そんな本をめざすものです。

さて、今回4年ぶりにトルタがチャレンジした「トルタの国語」は、これまでの2作とはちょっと違う、「偉人」というテーマでお届けします。

 

小学校時代、図書館でさまざまな「偉人伝」シリーズに親しんだ方も多いのではないかと思います。偉人伝のいいところは何かというと、「世の中にはこんなにも奇妙な、変わった人々がいるのだ」ということを教えてくれ、周りの世界を見る眼を変えてくれるところです。偉人というのは、自分の尺度を超えた事柄がこの世にあることを思い知らせてくれる、という意味で、教育的な存在でもあります。そこで今回の「国語」は、これまでの人類に存在していたいろんな「すごい人」を扱ったコンテンツを通して、いろいろな種類の言葉の広がりを集成した本を作ることにしました。

 

この「偉人の書」では、45人の偉人が取り上げられています。彼らは2014年夏に行われた「東京ポエケット」(詩人を中心とした即売・交流イベント)の会場で行ったアンケートに基づいて選ばれました。というのも、いざ偉人をフューチャーしようとしたとき、人類史上にはあまりにもたくさんのエライ人がいることに気づいた我々は、自分たちで選ぶことができなかったからです。
そして、詩人や歌人を中心とした執筆者陣に、これらの偉人をフューチャーしてコンテンツを作成していただきました。
 
どんな偉人がフューチャーされているのかは読んでのお楽しみですが、
たとえば、
 
徳川家康
バッハ
葛飾北斎
ダーウィン
濱口雄幸
レディー・ガガ
釈迦

といった個性的な面々です。
 
これらの偉人たちをダシにして、いや、これらの偉人たちを後世に伝えるべくこの教科書に書かれた内容は、評論、詩、戯曲などさまざまです(なんといっても国語の教科書は、何でも載せられる総合文芸誌だからです)。なぜか18世紀に生きた人の履歴書があります。古文もあります(ただし18禁です)。短歌もあります(英語とフランス語も出てきます)。絵も描けます(もはや国語なのかどうかよくわかりません)。そしてこれらのコンテンツに、読んで考える問題、単に考える問題、等々がついています(なんといっても、教科書ですから)。
 
全176ページ、フルカラー口絵つき(口絵に何が載っているかは見てのお楽しみ)。
さらに表紙の絵は東直子さん、中のイラストは一條おろちさんに描いていただきました。
 
11月24日の文学フリマで初売り、遠隔地の方にはオンラインショップからお届けします。
 
たくさんの方にお手に取っていただければ幸いです。
 
 

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