0

代替エネルギー推進デモ (2011年4月27日)

これからお話しすることはいわばオモチャの発電所のお話です。 オモチャのエネルギー、わたしの手に届く場所にあるオモチャの力のお話です。     2011年4月に開催された東京日仏学院<詩人たちの春>で上演した作品。出演の打診は2011年2月だった。フランスの詩人とコラボレーションする企画だったが、3月に東日本大震災があり、出演者に変更もあり、特に協同して作ったりすることはなかった。パントマイムとスクリプトの朗読、即興詩… Continue Reading

0

木曜日の私 (2011年5月-6月)

  眼/視力右0.1、左0.3。なにもかもが細かい塵で覆われている。30センチ先の相手も微粒子でぼんやりしている。不良のレンズ。前と横が見える。見えない方向が後ろ。数秒おきに、1日おきに閉じたり開いたりする。耳/近づく人の足音を聞く。踏み切りの音を聞く。かばんが震えている。電話が鳴っているのだと思う。呼び出し音を聞かずにプラスチックのイヤホンを通して音楽を聴いている。電話をあてる。ここにいない人の声が聞こえる。左の方が性能が良… Continue Reading

0

トルタの国語 冒険の書 (2010年12月)

  小中高と通して、国語および現代文の授業は、およそ記憶していません。授業で聞いたことが自分が日本語を使うために「役に立った」と思ったことも、あいにくと一度もないのでした。ほんとうに申し訳なく思っています。 まったく授業を聞いていないのにテストの点だけはよく、ひねくれていて、いやな子どもだったと思います。もっとも高校の国語の先生方は、授業を聞いてもいない私をけっこう評価してくれ、いろいろと小説を貸してくれました。ふたたび、これ… Continue Reading

0

ワンハンドレッドメートルトルタ(100Mトルタ) (2010年5月)

  「ワンハンドレッドメートルトルタ」(略称:100Mトルタ)は、全長100メートルの「本」です。 この本は、電子書籍元年の2010年に、書物の二つの側面、情報コンテンツとしてのありようと、物体としてのありようの両方を体現すべく構想されました。 1センチあたり2行で全長100メートル(理論値)、1作品は1段に20000行、全部で4作品を掲載し、B5サイズ書籍用紙と、糊と、トナーで構成され、木とネジとパイプとハンドルとキャスター… Continue Reading

0

ジャイアントフィールド・ジャイアントセンター (2010年2月6日)

「ジャイアントフィールド・ジャイアントセンター」は、首都大学東京現代詩センターが開催した「詩のいま、世界のいま」というイベントで行った、観客参加型のパフォーマンスである。このイベントの第1部では北川透、藤井貞和の講演が、第2部では北川透、藤井貞和、瀬尾育生、福間健二のトークセッションが行われた。   このパフォーマンスは<詩の歩行>と題され、観客全員に首都大学東京のキャンパスとその周辺を歩いてもらように構成した。コースを指定し… Continue Reading

0

ジャイアントフィールド・ジャイアントブック (2009年12月)

  「ジャイアントフィールド・ジャイアントブック」はトルタメンバー山田亮太の詩集『ジャイアントフィールド』(思潮社、2009年5月)を素材に使ったアンソロジー詩集である。一般に紙の詩集の商業出版は非常にまれであり、ほとんどの詩集は自費出版の形で出される。著者は100冊単位で詩集を買い取りあちこちに献本する。つまり、詩を書き本の1冊も出したなら、良く知らない人からも詩集が送られてくることになる。しかし、どこの馬の骨ともわからない… Continue Reading

0

TOLTA 4 (2009年12月)

詩人に聞きました。 14歳のころ、好きだったもの/ことはなんですか。 14歳のころ、こわかったもの/ことはなんですか。   「TOLTA 4」では「14歳のための現代詩」特集として、様々な年代の詩人による「14歳のための詩」を掲載した。初の企画として、2人の詩人と1人の評論家にインタビューを行っているほか、巻末に全長4メートルの「14歳年表(1945-2009)」と「トルタかるた」を掲載した。14歳年表とは、14歳という時間を… Continue Reading

0

ジャイアントフィールド・ジャイアントロール (2009年10月)

    ハンドルを回すのは楽しい。回すことで何かがぞろぞろ出てきたらもっと楽しい。文字がぞろぞろ出てきても楽しいだろう。このころメンバーの山田亮太が詩集『ジャイアントフィールド』を上梓したため、ジャイアントなものが流行っていた。そこでトルタロールの大きいヴァージョンを作ってみた。トルタロールが全長10メートルで、そのだいたい5.4倍の長さのロールになった。この長さだと手では巻けないので、朝顔ハンドルをとりつけてブラケ… Continue Reading

0

トルタラボをつくる (2009年8月)

  「TOLTA 3」まで、製本に必要な作業は自宅や公共施設を借りてやっていたが、加工工程が増えるにつれて追いつかなくなった。在庫と仕掛品置き場と作業場所を確保すると寝る場所がない。あるいは通路がない。毎日「倉庫番ゲームの日々である。ある日耐えられなくなり、物を置く場所を借りることにした。そうすると思いもかけず気持ちのいい場所を借りることができたので、ここに人を呼んで小さな会をしてもいいなと思った。それがトルタラボの始まりであ… Continue Reading

0

テキサス詩集 (2009年8月)

  お世話になった編集者がアメリカへ移住する際に贈ったアンソロジー詩集。移住先の 「テキサス」をテーマとした詩篇を掲載。スチレンボードを芯に使っているので非常に軽い。全世界限定7部制作(非売品)。1ケタ限定制作のみ可能なもろもろの小技の集大成である。     「テキサス詩集」 2009年8月発行 企画・制作 TOLTA A6 ジャバラ折り30ページ *裏面をメモなどに使える詩集/手帳のW仕様 本文 オーティ… Continue Reading